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【年末年始に経理のお勉強をしよう!って決意が揺らがないようにアマゾンで経理本を注文してみた】 [会計・経理・税務]

経理マンとしていろいろとやらなければならない改革を考えて少しは勉強せねばと年末年始は経理本を読んでみようとアマゾンでいろいろと本を物色してみました。

窓辺の本とメガネ

今年は実家に行く予定はなくのんびり過ごせそうなので読書に励もうかなと思います。

これから何年かかけていろいろと構築しなければならないところで今更ではあるのですが、ちゃんと勉強しようと思って書評などを参考にこんな本を選んでみました。

会計参謀-会計を戦略に活用する-



公認会計士の方が書いている本です。

キャッチフレーズは、

「ただの経理屋になっていませんか?」

「会計と経営戦略をつなぐ架け橋!MBAの人気講義、待望の書籍化」だそうです。

目次はこんな感じです。

第1章 会計的思考とは何か

第2章 事業ポートフォリオ戦略と事業評価指標

第3章 M&A戦略と企業価値評価

第4章 予算管理とCVP分析、そしてバランススコアーカード

第5章 意思決定会計と不確実性

第6章 資金調達と説明責任

書評を読んでみると、目次がちょっと難しそうな割には「わかり易い」とか「教科書として良い」と言ったことが書かれていたので惹かれました。

とても濃い内容なのに図表が多くて読み易いなんて書いているからついカートに入れちゃいました。

やっぱり経理マンとしては会社経営に役立つ情報を提供できるようにならなきゃいかんかな、ということで…。




3年で「経理のプロ」になる実践PDCA



経理合理化プロジェクトという会社の代表で税理士の方と税理士で中小企業診断士の方の2名の共著のようです。

キャッチフレーズは、

「事務処理だけする経理人生」はもう卒業。きょうから次のステージ!

何だか読むだけで次のステージに誘って(いざなって)くれそうです。

「内容紹介」として以下の項目を挙げています。

◆約百万人が職を失う「経理サバイバル時代」が始まっている

◆理想のゴールを3年後に設定し、PDCAでスキルアップ!

◆「事務処理だけする経理人生」から卒業しよう

先ほどの本よりは専門書という匂いが薄く、実務担当者として読み易いかなぁと感じました。

ちょっと入門書っぽい気もしましたが、どれもこれも難しい本ばかりだと結局、2、3ページしか読まないことが心配で混ぜときました。




スーパー経理部長が実践する50の習慣



もうこれは本のタイトルがキャッチフレーズそのものという感じです。

私もこれを読めば「スーパー経理部長」になれるかもしれない!って感じです。

(少なくともここに書いてある「50の習慣」を実践しないとね (^_^;) )

スーパーの経理部長ではなく、スーパー経理部長になれるよう頑張りますっ!!

こんなことが書いてあります。

「昼食は毎日違う店へ」「新商品は一度は試す」「細かいことにこだわらない」

日々のさりげない行動習慣が会社を活性化し、最高の利益をもたらす。

私には無い習慣ばかりです。

(自分に都合の悪いところは細かいことにこだわらないんですけどね (^_^;) )




人事屋が書いた経理の本



これは「協和発酵工業株式会社」著となっています。

書評に

「経理を分かりたい人の古典的名著 目からウロコの本」とか、「いまもって輝きを失わない本」「永遠のバイブル」といった絶賛のタイトルが踊っていました。

初版が昭和53年で27年にもわたって売れ続けているまさに経理本のベストセラー、ロングセラーのようですね。

とにかく経理の基礎がわかり易く書いてあるようなので、経験の浅い部下にうまく説明するのに役立つかなぁって思って購入してみました。

「さすがにこれはわかるわ」って感じなら、経理を勉強したい他部署の方にでもあげてもいいなぁって思ってます。

ちなみにアマゾンの「商品の説明」欄にはたった1行、こんなことが書いてありました。

「算数が嫌いな方でも読みこなせる、経理の本です」

私、ずっと算数嫌いでしたから向いてるかも!!




「できる経理マン」と「ダメ経理マン」の習慣



この本を読んで「俺って結構できる経理マンじゃない?」って思えれば良いのですが、ダメ経理マンだったら早速できる経理マンになるようにいろいろ実践してみようかなって思いまして…。

キャッチフレーズは、

「仕事が速く、正確にでき、信頼される人になれる方法」

だそうです。

目次を見てみると、いろいろな切り口から、

「できる経理マンは○○でダメ経理マンは××を目指す」

というように対比して説明されているようです。

第1章では、

「できる経理マンは無口、ダメ経理マンは話し好き。」

えっ?

(・.・;)

もしかしておしゃべりな経理マンはダメなんでしょうか?

読むのが楽しみなような怖いような…。

内容についてこんなことも紹介されています。

『 会社の利益が出ていないと気づいたときに「経費を削りましょう」と提案する経理マンは、ダメ経理マン。決算書を見ただけで、何かを感じとることができますか? 』

何だか経理マンの心をくすぐること、書いてあるなぁ。

ということでカートに入れちゃいました。

お買い上げっ!



キャリアアップのための経理・財務のセオリー ―プロの技術とロジックを学ぶ― Theory of corporate accounting and finance



タイトルが長いなぁ…。

2,700円もするお高いご本なのでもちろん中古で。(^_^;)

「内容紹介」の第4部の部分で経理パーソンのキャリアに付加価値をつける、としてあれこれいろんな項目に触れられているのが良いかなって思い手に取りました。

あっ、これを読んでいてカスタマーレビューを読み返したら、「簿記2級の教科書をやさしく書き直しているだけです。」だって…。

あれっ?

私、この本、何でカートに入れたんだろう…(^_^;)




まだ1冊も読んでおりませんが、既にこのブログ記事で振り返ってみると1冊目以外は買わなくても良かったか?って若干後悔が…。

実はもっと実践的に経理を合理化した事例を紹介するような書籍を探していたんですが、なかなか見つからなくて…。

それでちょっと衝動買いに走っちゃった感があります。

もう少し物色してお正月を迎えよう。

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【「決算書を読めるようになるための簿記検定受験」の落とし穴】 [会計・経理・税務]

「決算書を読めるようになるための簿記検定受験」の落とし穴
ブログ記事画像_グラフのある飼料
『簿記を学んで決算書を読めるようになる』とはよく言われること。このことについて少し掘り下げて考えたいと思います。
ビジネスマンの必須スキルとまで表現されることのある簿記についてお伝えします。

この記事の目次


簿記をやってみようかな?

居酒屋で「とりあえずビールッ!」と頼んでしまうように「なんか資格でも取ろうかなぁ?」と思って思い浮かぶのが「とりあえず簿記」

ブログ記事画像_ビールで乾杯

特に『経営数値を読み解くことができるようになる』といったメリットに触れて簿記検定受験を検討している方々にお伝えしたいと思います


データでみる 日商簿記3級の受験者数

では具体的にどのくらいの人が受験している資格なのでしょうか?

ブログ記事画像_日商簿記検定3級合格率
※上記のデータは商工会議所の公式サイト「日商簿記学習倶楽部」から転載
1年に3回行われる検定の過去5回のデータとなっています。

受験者数を見ると毎回10万人以上の方が申し込みしています。

但し申し込みをしても受験を辞退する方が多いようで実受験者数は多い時で9万人超です。
だいたい7万5千人から8万人前後で推移しているようです。

更に過去40回分のデータを見てみると実受験者数は少ない時でも7万人を超え、多い時には12万人近くとなっています。

年に3回と比較的試験開催頻度が高いにもかかわらずこの数字をキープする簿記検定とは間違いなく『人気資格』と言えるでしょうね。

ブログ記事画像_合格絵馬

ちなみに英語検定は最も多い英検3級で年間65万人といったレベルのようです。年換算しても30万人には届かない簿記検定(3級)は受験者数では英検には敵わないようですね。英検は全カテゴリを合計した志願者数(申込者数)は年間260万人超というレベルです。

漢字検定も調べてみました。3級の1回の受験者は17万人を超えています。志願者数(申込者数)は全ての級を合計すると年間200万人を超えています。

受験者数を見てみると英検や漢検ほどではないものの英語や漢字というその学問の対象のすそ野の広さと会計領域という汎用度で低いことを合わせて考えると簿記検定も人気の資格ということが言えると思います


人気の日商簿記の受験者とは?

そんな人気の簿記検定の受験者はどの様な方たちでしょうか?

私の周りでも受験者がいます。

私の妻は出産後に、私の妻の母も若い頃自営業の父を手伝うため取得しています。

最近、私の中学生の息子にも勧めてみるとその気になって6月に受験しました。

勉強不足な上に前日に「過去問が無いっ!」ってことで慌てて本屋に買いに走る始末。試験当日はトイレに行きたくなり、途中退室という大胆な行動に出て残念ながら合格できませんでしたが、次回はトイレ対策さえすれば受かるでしょう。(11月受験は申し込みを忘れていて期日を過ぎて受験できず)

ブログ記事画像_トイレ案内板

ということで漢字検定ほどではないにしろ年齢・性別・職業を問わず受験できる間口の広さがあります。しかも加減乗除ができれば合格することも難しくはありません。

しかし何と言っても簿記検定の動機として多いのは経理マンなど経理や会計といった分野の仕事に就きたい人たちが受験するパターンでしょう。

経理マンの登竜門といったポジション、それが日商簿記3級のポジションでしょう。

私の場合は簿記3級を受験した後に税務・会計の世界に足を踏み入れたわけですが、簿記の知識は日商簿記でその基礎を学んできたので目指す職業のスキルを磨くための簿記検定という点では経理マン目指して簿記を始めた人と似た面ががります。

そんな中で社会人になってから『別に経理マンになるわけではないけど簿記を勉強してみたい』層が一定数いらっしゃると思います。

社会人なら『決算書くらいは読めなくては』といったビジネス上の『基礎スキル』として簿記を勉強するパターンです。

ブログ記事画像_悩めるビジネスマン

場合によっては会社から指示されたり、受験料を会社で負担してくれる、なんて会社もあるようです。

大変前置きが長くなりましたが、今回はこんな『別に経理マンになるわけではないけど簿記を勉強してみたい』方が簿記検定を受験する時にことについてお伝えしたいと思います


『簿記』という技術

簿記とは

『会社の取引を記録するための技術』

といったところでしょうか。

経理マンはまさに『会社の取引をルールに則って記録して報告する』仕事ですから必須アイテムと言えるでしょう。

ブログ記事_トップ画像_電卓と小銭

では経理の仕事に就くわけではないビジネスマンにとってどの様なメリットがあるのでしょうか


ビジネススキルとして『簿記』を学ぶメリット

簿記検定関連の商売をしているサイトで簿記を宣伝するのに使われる『ビジネスマンとしての必須のスキル』としての簿記。

この観点で学ぶメリットとしてどんなものがあるか考えてみましょう。

履歴書に書ける資格をゲットできる

漢検だと気が引けますが日商簿記なら履歴書に書くのに躊躇しないでしょう。自分が好むと好まざるにかかわらず『転職』ということが身近になった現代のビジネス環境では履歴書に書ける資格をゲットできるのはそれなりにメリットでしょう。

経理マンとして就職するとなると最低でも日商簿記2級は欲しいところですが、他の職種でしたら3級でも「ビジネスの基礎を学ぶ姿勢」くらいはアピールできるのではないかと思います。

ブログ記事画像_履歴書に記入

ちょっと余談ですが、日商簿記には実は『4級』が存在するのは意外に知らない人もいるのではないでしょうか?

ブログ記事画像_日商簿記検定4級合格率

先ほどの3級と比較すると受験者数が桁違いに少ないですね。難易度は当然3級よりも高くなく初歩的な内容ですが合格率は3級よりも低くなっています。恐らく受験者の層の違いが合格率に反映されているのでしょう。

3級が『簿記の登竜門』的存在の地位を確立していて受験サポートも整っているため、あまり4級は重視されていないようです。書店に行けば日商簿記3級の受験対策関連書籍は豊富に揃っていますが4級となると極端に少ないので業界も力を入れていない分野となっているようです。

4級は基礎的な内容に絞った内容で学習時間も5、6時間程度で合格可能な資格です。

『とにかく簿記関連の資格を短期間で取得したい!』という方にはいいかもしれません。

会社の「お金の流れ」を理解できる

これも良く言われる簿記学習のメリットのひとつです。

企業の数字に強くなる

決算書や経営数値を読み解く能力を磨くことができるということです。

この辺が一般に紹介されている『簿記を勉強する意義』『簿記検定取得のメリット』ではないでしょうか


私が思う簿記検定受験最大のメリット

これらのメリットの中で私が最大のメリットだと思うのは『人に言える資格を比較的簡単に取得できる』ことだと思います。

先述の通り、履歴書に書いても恥ずかしくはないですし、勤務する会社内でも持ってない人よりも「余禄」が期待できます。

会社によっては資格取得の手当をもらえたり、「何かしらスキルを磨く努力をしているヤツ」として認識してもらえる可能性があります。

ブログ記事画像_どや顔のビジネスマンたち

つまりは大小はあるにせよ簿記の資格を持っていることにより、

『人の評価が変わる可能性がある』というのが最大のメリット

だと思うのです


次につながる日商簿記3級というポピュラーな資格

簿記に限ったことではないのですが何かのきっかけで新しい分野の勉強をしてみると新しい自分を発見することがあります。

私は簿記とか会計なんて無縁な世界で生きていると思っていた営業マンでした。そんな世界は苦手分野だと勝手に思い込んでいましたが、かじってみると「自分にもできるかもしれない世界」って思いました。

詳しくお知りになりたい方は以下の過去記事をご参照下さい。

ブログ記事_トップ画像_電卓とお金
営業マンが簿記を勉強して経理マンになるまでの経緯と約20年が経ってみて思うところを綴りたいと思います。


簿記は最初の入口でつまづくと中に入っていけない面もありますが、その『ちょっとだけそびえ立つ壁』を登ることが出来さえすればそんなに難しいものではありません。

場合によってはパズルを解くような感覚で問題を解くのが楽しく感じられたりします。

合格率も高く勉強時間を仕事の合間にやるには手頃な資格試験です。

そして、簿記2級、簿記1級、税理士、公認会計士、などステップアップしてその道を極める道も用意されている世界です。

漢字検定が漢字博士で終わるのとは違い「次に続いていく道」があるように思います。

ブログ記事画像_草原の道しるべ


『読解力』に簿記は必要?

それでは『経営数値や決算書を読み解く能力』を向上するのに簿記は役立つでしょうか?

先述の通り、簿記は『記録する技術』です。経営数値や決算書を『作成する技術』と言えるでしょう。当然作成技術を学ぶわけですから『何を作るのか?』といったことも学びます。ですから学んで無駄なことはありません。

しかしながら日商簿記の出題範囲は『何を作るのか?』とか『出来上がったものを見る技術』については思った以上にあまり語られず、これらを勉強しようと思う受験者の期待にはあまり応えてはくれない気がします。

『やらないよりはやっておいた方が良い』という程度に留まっているように思います。

少なくとも簿記をかじっただけでは決算書を読みこなすようにはなれないように思います。

ブログ記事画像_グラフのある飼料

私は日商簿記を3級、2級、1級と取得し、税理士試験の簿記論も取得しましたので簿記を嫌というほど学びました。

経理の実務ではこれらの学習で得た知識が助かることになりましたが、読解力という点ではかけた時間の割には助けになっている気がしません。

税理士試験の『財務諸表論』という科目を取得して財務諸表の基礎から磨くことはできましたが、簿記はやっぱり『作成技術』を磨くためのものだと実感しています。

勉強しながらも『他者から評価を受けたい』というのが目的であれば簿記は手軽に受験できて合格率が高いので目的に合致していますが、純粋にスキルを上げたいのであれば優先順位を下げても良い分野かもしれません。もちろん経理マン等、その分野への職種変更を考えているのであれば話は別ですが…


決算書を読み解く力を磨くなら

例えば『会社のお金の流れ』を磨いたり決算書を読むようになりたいのならそれらに関する良書を何冊か読む方が効率が良いように思います。

そして自分の会社や世間に数多ある企業のうち興味のある会社の財務諸表を身に付けたスキルでアレコレ分析するなどしたら読み込む力が磨かれるのではないかと思います。

何なら少額で買える株式でも購入してみると良いかもしれません。自分のなけなしのお金がかかっていれば必死に財務諸表を読もうとするでしょう。そんな時に簿記を学習するのは効率が悪いと気が付くのではないかと思います。

そんなことをしているうちに『作る技術も知ってみたいな』と思えば、少し難易度の上がる簿記2級や1級にチャレンジしてみる、そんな感じでも簿記検定受験は遅くは無いように思います。

ブログ記事画像_書類を渡すビジネスマン

少なくとも簿記を知らないと読むことが出来ないなんてことはないと思います。

何となれば、私たち経理マンはそういう方々(簿記の専門家ではない人)に会社の財務状態や損益などの経営数値をわかり易くお知らせする任務を負っていてそれができる専門家だからこそお金を頂いているのです。

仲の良い経理部門の同僚がいれば教えてもらうのもいいかもしれませんね。

経理マンでも作るばかりで見るのが苦手な人もいるかもしれませんが…。





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【日商簿記3級取得後に転職した営業マンが20年近く経ったらこうなった】 [会計・経理・税務]

日商簿記3級取得後に転職した営業マンが20年近く経ったらこうなった
電卓とお金
営業マンが簿記を勉強して経理マンになるまでの経緯と約20年が経ってみて思うところを綴りたいと思います。

この記事の目次


旅行会社の営業マンだった私が簿記を勉強するきっかけ。それは…。

20代だった私が簿記の勉強を始めたのは義父、つまり妻のお父さんからのアドバイスによるものでした。

旅行会社の営業マンに見切りをつけて転職を決意したはいいけど、「一体何を目指していいかわからず」途方に暮れていた私に義父が簿記を勧めてくれたんです。

義父には『将来は起業してみたい』なんて威勢のいいことを言っていたので、そのことを覚えていた義父がこんな風に話をしてくれました。

『 はるくん、将来事業を自分で興そうとするなら会計のことを知っておくのはとても大切だ。まずは簿記を勉強してみたらどうだい? 』

簿記なんて全く想像もしていなかったので「えっ?」って感じでしたが、企業家になりたい私にとって義父は自分で事業をしている最も身近な『先輩』でしたから、その『先輩の言葉』に素直に従ってみることにしました。

電話する営業マン
旅行会社の営業マンのまま、家族3人で楽しい家庭を維持していく自信がありませんでした…
とても好きな仕事ではありましたが、きっぱりと諦めることにしました。もちろん、とても悩みました。でも、私が不安に思っていては、とても家族をひっぱっていくことはできないって…


簿記3級に取り組んでみて…

自分が簿記を勉強するなんて夢にも考えていなかったのですが…。

思っていたよりも楽しかった、そんな感想です。

私にとっての簿記3級の問題を解くのは『パズルを解く』様な感覚がありました。

そうは言っても上の過去記事でもお伝えした通り、机で勉強する時間は取れなかったのでもっぱら勉強は通勤の電車の中でした。

 ブログ記事画像_電車のつり革

疲れや眠気と闘いでしたので決して『ワクワクした』なんてわけではありませんでしたが、それでも思っていたほど退屈な勉強ではなかったということです。

営業マン時代はいつも経理のおばちゃんに叱られてばかりいた私が全くのずぶの素人で本屋で売っている参考書で始めた簿記3級の勉強、それが私の経理マン人生の始まりでした


簿記から始まった私の経理マン人生は…

それまでこういった事務系のことが自分とはまったく正反対の世界だと思っていたのですが、簿記を勉強してみて「決してそんなこともない」って思えるようになったのです。

簿記が自分ができない領域でもないな、とは感じたものの事務系の仕事は地味な感じで決して魅力的ではありませんでした。

しかしながら、当時の私の求めていたのは、生まれてくる家族とともに生きていくために『家族が食べていくことができる職業にありつく』ことでしたので、転職先の業種に悩んでいた私にとっては大いに選択肢として候補に上がってきたのです。

そして当時の私は『何もない自分の武器として価値ある資格が欲しい』と考えていたので、自然と『働きながら取得が出来そうな』税理士という資格にスポットライトが当たったのです。

税理士は私が目指す資格であり職業となり、当面の最大の目標となりました


会計事務所で働きながら税理士の受験勉強

将来税理士として起業する場合には経理業務の実務経験が必要です。

手っ取り早い方法として会計事務所に勤務することを思いつきました。とてもストレートな発想でそんなにいろいろなことを調べた結果の発想ではなかったのですが、運がいいことに簿記3級ホルダー以外に何の経験も無くても雇ってくれる事務所に出会えたのでした。

私は既に30歳になっていました。ほとんど貯金も無い中で初めての子供を授かり引っ越しもして新しい地での生活と新しい職場環境に死に物狂いで立ち向かっていきました。

今考えると本当に無我夢中でした。辛い思いも沢山しました。

でも「四の五の言ってはいられない」

そう言い聞かせて歯を食いしばりました。

試験勉強001.jpg
会計士試験と違って、確かに1科目ずつ取得を積み重ねることができる税理士試験は働きながら取得するには向いている資格かもしれません。でもチャレンジしたことがある方はわかって頂けると思いますが、簡単には受からせてくれません。合否ライン上に受験生の大半がひしめき合う、文字通り競争試験です。


受からない…税理士試験に受からない…

そして何年か経ち、決して好条件とは言えない給料から始めたこの仕事もようやく旅行会社の営業マン時代よりも少しだけ多くの給料がもらえるようになりました。

でも…。

目指していた税理士試験には、簿記1級、税理士試験2科目合格までゲットした後に次の科目を合格することが厳しい状況が続きました。

そして遂に目標としてきた税理士の資格取得を断念しました。

簿記3級を取得してから7年が経過していました。

電卓とノート
営業マンならやりようによって報酬を増やすことも可能でしょうが、労働もセットで引き受ける私たち職員には「時間」の限界があります。これが私が退職する大きな理由でした。
「所長代理として待遇を良くする」などとも言って頂きましたが、税理士の資格もないのに番頭さんみたいなことはあまり気が進まず企業での経理マンを目指すことにしました。


企業の経理マンになってみて…

そしていよいよ企業の経理マンとしての職業人生が始まりました。

起業の夢からは遠ざかる選択だったことは覚悟しましたが、この時の私もそんなことに構っている余裕はなかったと言えます。

常に「生きていくため」に必要な選択をしてきた、そんな感じです。

厳しい会計規則に則った会計処理が要求される上場企業でもなく、スピーディな経営指標の提出されるベンチャー企業でもなく、英語で報告を求められる外資系企業でもなく、緻密な計算を求められる工場会計を要する大規模製造業でもなかった私の就職先は比較的穏やかに経理ができる環境でした。

中小企業相手に培ってきた会計事務所職員としてのスキルでも十分通用する程度の経理の部署でした。

高度な知識を身に付けることはありませんでしたが、それまで積み重ねてきた知識や経験を『アウトプット』する機会を得ることが出来、私にとっては貴重な経験となりました。

また『ライン長』としての管理職経験を積む機会にも恵まれて経理マンとしてだけではなく社会人として異なるステージに上がることができたと思っています。

経理という仕事は早くからコンピューターが導入されシステム化しやすい業務ではありますが、業務フローは旧態依然とした企業も多く、業務効率化を推進する余地がまだまだ残っている部署とも言えます。

『聖域化』して部署外からの干渉を嫌がる傾向があるなかで、私は『古い慣習』を捨てることに躊躇が無いので『メスを入れたい』と思う側からは重宝がられたようです。


その後、縁あって違う職場に移りましたが、ポジションは前の職場を踏襲する様な側面があり、制約がある環境ではあるものの自分なり方法を試す場を与えられ、少しづつ業務の変革を進めてきました。

ブログ記事画像_サラリーマンとビルと時計
私の転職の覚悟を強く維持してくれたもの…それは小学生の息子の流した大粒の涙でした…


スピードを要求される企業だったら許されない程度のスピード感で進めてこられたのも私にとっては良かったかもしれません


振り返って思うこと

なんだかんだで経理の世界に足を踏み入れて20年近くが過ぎました。

振り返ってみて思うことは、自分の職業人生で20年前の選択が正しかったかどうかなんてわかりませんが、少なくとも家族を路頭に迷わせることなく過ごすことができたのは職業選択の影響もあったように思っています。

経理という仕事はどの会社にも絶対にある業務です。いくら機械化が進んでも自動化できるわけでもありません。

法律も絡んでいるため判断業務が必要ですし、分業されてもそれを統括する業務において専門性を発揮する場が残っていると思います。

そのためサラリーマンとして生き残るのには決して悪くない職種ではないかと思っています


そして新たな展開?

私は現在、職場でちょっとした岐路に立っていると感じています。

私の経理マンとしてのキャリアに新しい局面が加わるかもしれない、そんな感じでしょうか。

比較的、この何年かは、淡々と既存業務に励んできた側面が強かったので、新しいことが好きな私にとってはワクワクしても良いところですが、何だかそんな気持ちにならないなかで、この局面にどう向き合っていこうかな?なんて思っています。

ブログ記事画像_グラフのある飼料
『簿記を学んで決算書を読めるようになる』とはよく言われること。このことについて少し掘り下げて考えたいと思います。
ビジネスマンの必須スキルとまで表現されることのある簿記についてお伝えします。






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【全銀協が方針を発表 「ネットバンキング不正送金」法人への補償に言及】 [会計・経理・税務]

ネットバンキングの不正送金事件での被害が法人に及び、その被害が拡大するなかで銀行業界が動いています。

インターネット

7月5日の日経新聞に、「全銀協(全国銀行協会)が安全対策促す指針を示した」という記事が掲載されていましたが、その全銀協がいよいよ法人に対する不正送金事例の補償について具体的に言及しました。

全銀協の公式サイトを見ますと前回の記事でご紹介した各銀行のサイトに劣らず、注意喚起を前面にしたつくりになっており、この「不正送金」という犯罪がいよいよ身近であることを感じざるを得ません。

全銀協公式サイト001.jpg
全銀協公式サイト トップページより http://www.zenginkyo.or.jp/



前回の記事では銀行が過剰とも言えるほど注意喚起しているネットバンキングに関する被害について、その傾向とともに不正に対抗する防御策をご紹介しました。

今回は、不正送金事例に対する法人への銀行の補償の姿勢を踏まえて済ませておきたいことをご紹介したいと思います。

パソコン_サラリーマン001.jpg

ご注意とお願い
本記事は、2014年7月現在の状況に基づいて記載しております。
ネットバンキングを取り巻く状況、セキュリティ対策の進歩、銀行の対応の変化などにより、記事に記載されている状況と異なるケースも想定されます。
本記事を参考に各自の皆様におかれましては最新の情報を入手して対処下さいますことをお願い申し上げます。


全銀協のネットバンキング犯罪に対する注意喚起

全銀協のサイトのトップページから『ネットバンキング犯罪対策』というバナーをクリックすると以下の画面が現れます。

全銀協公式サイト002.jpg
全銀協公式サイトより http://www.zenginkyo.or.jp/


更にこの画面をクリックスト過去3年間のネットバンキングの被害額の推移が示されます。

平成23年が約3億800万円、平成24年が約4800万円に対して平成25年は過去最悪の約14億600万円と急増していることがわかります。

そしてその対策を取るように注意を促しています。

『まずは犯罪の主な手口を知ろう』として、犯罪の手口の一例として、『ウィルス感染を使った手口』『フィッシングサイトを使った手口』を紹介しています。

そして『セキュリティ対策を始めよう』として『あなたの預金を守る3つの対策』を紹介しています。

3つの対策その1「セキュリティ対策」ソフトを使おう!

更新も忘れずに!OSやウェブブラウザなどもつねに最新の状態に!
「自分だけは大丈夫」。その思い込みがあなたの大切な預金を危険な状態に!

3つの対策その2「ワンタイムパスワードを使おう!」

ウィルスやフィッシング対策にはワンタイムパスワードが効果的!

3つの対策その3「パスワードは慎重に入力しよう!」

銀行ホームページで、ニセのメールやニセの画面の具体例をチェック!

こんな注意喚起をしています。


全銀協のネットバンキング犯罪に対する補償の指針


そしていよいよ7月17日に全銀協として法人に対する補償の見解が発表されました。

要約すると以下の様になります。

(1)法人にも被害が拡大していることから個人の顧客のみならず法人の被害補償の取り扱いについて検討した

(2)その結果、銀行や法人が適切なセキュリティ対策を施しても起こり得る犯罪であるとした

(3)経営戦略上インターネットバンキングを信頼性のあるサービスとして利用を続けてもらうために、  銀行に法的責任がなくても法人にも損害の補償を行うことを業界の指針とした

(4)補償そのものは個人に対しては全額補償が原則という指針とは異なり、各行の判断を尊重する

(5)被害を受けた法人のセキュリティ対策の状況次第では補償の減額もあることを示唆

詳細はサイトでご確認下さい。 

(全銀協)法人向けインターネット・バンキングにおける預金等の不正な払戻しに関する補償の考え方


全銀協の指針を受けて銀行はどう動いたのか?

全ての銀行の対応をご紹介するわけにもいきませんが、とりあえずメガバンクはどの様な対応になったのかを確認してみましょう。

三菱東京UFJ銀行の場合


三菱東京UFJ銀行ホームページ

7月17日に全銀協からの指針が発表された同日に三菱東京UFJ銀行ではこの指針に従って、法人に対して補償する旨が公式サイト上に掲載されました。

全銀協の現会長は三菱東京UFJ銀行頭取です。

さすがに早い対応だな、と思っていたら…。

後日、同サイトをチェックしてみるとその掲載部分が跡形もなく削除されています。

8月2日現在も銀行から明確な法人に対する補償への言及はないようです。

新着情報の7月17日の記事が掲載されていたはずですが、7月15日の次は7月22日の

【インターネットバンキング】お客さまの情報を不正に入手するコンピューターウィルスにご注意ください。

という記事になっています。

もしかしたら実務上の対応を検討するのは時期尚早とでも思ったのでしょうか?


三井住友銀行の場合


三井住友銀行公式サイト

こちらも公式サイトを見る限りでは今回の全銀協の指針発表を受けて銀行の新たな指針を示す記述は見当たりません。

個人の顧客に対する補償の記述はあっても法人に対しての記述は探せませんでした。

発表直後に当サイトをチェックしていなかったので、三菱東京UFJ銀行の様に、一旦発表された内容を削除した、というような事実があったのかは不明です。


みずほ銀行の場合


みずほ銀行公式サイト

こちらも三井住友銀行とまったく同様です。



では、その他の都市銀行はどうでしょうか?


りそな銀行の場合


りそな銀行公式サイト

『りそなビジネスダイレクトあんしん補償のご利用条件等の変更について』と題して、6月11日付(7月7日実施)で明確に規定されているようです。

セキュリティ対策としとして以下に該当すれば5,000万円を上限として補償されます。

・『ワンタイムパスワードの契約』 

・『都度振込の当日扱いの契約が無い』

上記のセキュリティ対策が無い場合には、1,000万円を上限として補償されるようです。

金額的には法人にとっては非常に少額である気がしますが、

他の都市銀行と比べるとはっきりしていてわかり易いです。


これらを踏まえて財務担当者、経理マンはどうすればいい?


ネットバンキング

りそな銀行の様に法人への補償に明確に言及している銀行は稀で、どちらかというと発生ベースで個別対応をしていくということだと思います。

ただ、その個別対応の基準は当然全銀協の指針に基づくものであることから考えると、

ポイントは…

『銀行が当然と思っているセキュリティ対策は施していることが前提』ということだと思います。

会社のお金を預かる財務担当者、経理マンがすべきことは大きく分けて2つだと思います。

1つ目は被害に遭わないように対策をきちんとすること。

2つ目は最悪のケースとして被害に遭った場合に少しでも銀行に補償してもらえる可能性を残しておく

ということだと思います。

1つ目に関しては過去記事 【ネットバンキング不正送金対策 法人の経理・財務担当者がしておきたい3つのこと】 をご参照頂いて対策をたてて下さい。

2つ目に関しては、銀行別にどの様な対策を講じるように顧客に注意喚起しているのかを現在とりまとめ中です。

準備が整い次第当ブログでご紹介したいと思います。

銀行は預金者に対して日々セキュリティ対策への注意喚起を強化しています。

三菱東京UFJ銀行では個人顧客向けに8月10日よりスマートフォン専用のワンタイムパスワードアプリの提供を開始します。

次々に導入を呼びかける銀行からのセキュリティ対策。

場合によっては『知らなかったから』という理由が通らなくなるかもしれませんね。





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【ネットバンキング不正送金対策 法人の経理・財務担当者がしておきたい3つのこと】 [会計・経理・税務]

インターネットバンキング騙されないで001.jpg

ネットバンキングの不正送金対処は大丈夫でしょうか?

インターネットバンキングをご利用されている方なら銀行のホームページをご覧になる機会も多いと思います。

どの銀行も『何事か!』って思うくらいスゴイ警告画面のオンパレードですね。

インターネットバンキング三菱東京UFJ銀行001.jpg
三菱東京UFJ銀行ホームページ トップページより


インターネットバンキングりそな銀行001.jpg
りそな銀行インターネットバンキングログイン画面より


インターネットバンキングみずほ銀行001.jpg
みずほ銀行インターネットバンキングログイン画面より


それほど頻繁に不正事例が起きている、そういうことなんだろうと思います。

今回は、経理や財務部門で実際に資金管理に携わっている方にお役立て頂けたらと思い、

インターネットバンキング不正送金事情とその対処方法などについてお伝えしたいと思います。

個人の方にもお役立て頂けると思いますので、仕事で使わない方も是非お読み頂けたらと思います。

ご注意とお願い
本記事は、2014年5月現在の状況に基づいて記載しております。
ネットバンキングを取り巻く状況、セキュリティ対策の進歩、銀行の対応の変化などにより、記事に記載されている状況と異なるケースも想定されます。
本記事を参考に各自の皆様におかれましては最新の情報を入手して対処下さいますことをお願い申し上げます。


ネットバンキング不正送金事件の被害規模の現状は…

東京新聞の記事によると、警察庁発表の2013年のネットバンキングの不正送金による被害は総額14億円を超えたそうです。

しかも個人口座が中心だった不正送金被害が2014年は法人の被害の増加が目立っているということです。

「2014年は被害額が昨年を上回って過去最悪を更新するかもしれない」と危機感を強めている、

そんな恐い状況になっています。


不正送金にかかる銀行の補償はどうなっている?

不正送金事件にかかる個人口座に対する銀行の補償に関しては過去記事でお伝えしました。

【とうとう発生してしまった『ネットバンキング不正送金』 その被害は補償はされるの?】

昨今の企業をターゲットにした事件の増加から、全国銀行協会(全銀協)は仕組みの整っていない法人への補償などの対応策の検討を始めたということです。

4大銀行のうち、りそなホールディングスでは「顧客側が十分な安全対策をした上で被害に遭った場合には5,000万円を上限に補償」という方針を打ち出しているようですが、他の3行は「個別の対応を検討」という発表にとどまっているようです。

ということは…

まだ法人に対する銀行の対応もまちまち、そんな状態のようです。


法人の経理・財務担当者がしておきたい3つのこと

補償のことはさておき、銀行ではどの様に不正送金事件が発生しないような対策を模索しているのでしょうか?

日本の4大銀行の対応について調べてみました。

概ね以下の様な内容に集約されるようです。

(1)「にせ」メールに騙されるな!

不特定多数に送信されたメールには「確認のため」などと称してパスワードの入力を依頼するケースがあります。

そしてそのメールに記載されたリンクアドレスをたどっていくと、本物そっくりの銀行の「にせ」ホームページ画面に誘導されパスワードなどを盗み取られてしまう、ということです。

銀行からメールによりパスワードを入力するような行為を依頼することはない、そうです。

詳細な内容を紹介するページでは、実際のメールの事例を紹介しています。

また、三菱東京UFJ銀行では、本物そっくりの『にせ』ホームページの見分け方まで紹介しています。

例えば『本物』はアドレスバーが緑色だったり、ウェブサイトを運営する組織名が表示されたり、鍵アイコン(SSL暗号化通信を行っていることを表す)を表示したり、電子証明書を発行した認証局を表示したりするのでわかるよ、と教えてくれています。

また、三井住友銀行ではパソコン宛の電子メールは『電子署名』を付与しているので受け取り側で銀行からのメールかどうかを確認できると案内しています。

三井住友銀行では『S/MIME』という規格で送信しているとのことです。

電子署名付き電子メールの確認方法
1. 電子署名付き電子メールを受信した際、セキュリティ警告が出ていないこと
→セキュリティ警告が出たメールは信頼しない
2. 送信者アドレスが『xxxxx@xxx.smbc.co.jp』
→三井住友銀行発信メールであることの確認
3. 電子証明書の発行元が『VeriSign Class 3 Organizational CA』または『Symantec Class 3 Organizational CA-G2』となっていること
→弊行が利用する電子証明書はシマンテック社により認証されております
三井住友銀行『電子署名付き電子メール(S/MIME)』ページより


(2)ウィルス感染には万全の態勢で臨め!

「にせ」メールの手口とともにユーザー側のパソコンのウィルス感染を原因とする不正事件も多発していると注意喚起されています。

利用するパソコンのOSやブラウザを最新の状態にすることを勧めています。

先日は最もポピュラーなブラウザとして利用者の多いマイクロソフトの『Internet Explorer』の脆弱性が指摘され巷では結構大騒ぎになりましたが、すぐに同社から修正プログラムが提供されています。

これらも常に最新の状態にする習慣があれば弱点を補うことができます。

また、ウィルス対策ソフトも最新のファイルに更新することが大事になってきます。

三菱東京UFJ銀行では、通常のウィルス対策ソフトだけでなく、インターネットバンキング専用のウィルスソフト『Rapport(ラポート)』の利用を推奨しています。

『Rapport(ラポート)』とは、インターネットバンキングを狙ったウィルス対策向けに開発されたTrusteer社が提供するウィルス対策ソフトということです。

OSも幅広く対応していますしブラウザは銀行では対象外だったりするグーグルクロームがサポート対象になっています。

三菱東京UFJ銀行のホームページにダウンロードするためのコーナーを設けてはいますが、結局はTrusteer社のサイトに飛んでそこからダウンロードします。

Trusteer社『Rapport(ラポート)』ダウンロードページ

銀行としてはその前の注意書きを読んで欲しいということだと思います。

『このソフトは無料で利用できる』
『インターネットバンキング不正に特化したプログラムである』
『市販のウィルス対策ソフトとの併存が可能』

といったソフトの特徴とともに、

『銀行が提供するソフトではないよ』
『提供会社の都合により突然提供が廃止される場合もあるよ』
『特化したソフトとは言ってもこれで不正ウィルス感染の危険が完全に無くなるわけではないよ』

そして、最終的には、

『このソフトを利用して被害があっても銀行は責任を負わないよ』

とうたっています。

推奨はするけど、最終的には被害は自己責任で…。

そんなところでしょうか…。

ちなみに常駐ソフトを2つも入れてしまうととってもパソコンの動作は重くなってしまいます。

そんなときはこちらは参考にしてみて下さい。

【サクサク動いた!PCのリフレッシュに挑戦してみた 元凶はアイツ、だった…〔前編〕】

(3)最悪のケースでも被害額を最小に!

ウィルスの影響でパソコンがおかしな動作によりウィルス感染に気付くケースを想定して、おかしな動作に気付いたらPCの管理責任者に相談するなどの注意喚起をしています。

それとともに『最悪』の場合を想定して、実行額の上限金額を下げておくなどの『対策』をとることをお勧めしています。

法人の取扱額は個人のネットバンキングとは比較になりません。

無制限に高額取引を可能にしていると万一事故に遭った時に大変です。

実務に支障が出ない範囲で低額な金額設定にしておくことは大事かもしれませんね。

また、振込手続きなどの取引が実行された場合に、指定したメールアドレスに手続きがあった旨を通知するサービスがあります。

これらをきちんと登録して、配信されたメールをきちんと確認し、身に覚えのない取引や不審な取引を自分で監視する体制を維持することも大事だとアドバイスしています。

これはどちらかというと個人口座の場合でしょうが、スマートフォンや携帯電話のアドレスを登録することを推奨しています。

これは不審な取引があった場合、すぐに知ることができるということを念頭に置いたアドバイスです。


不正送金に遭わないためにまずすべきことは?

見てきたように、いろいろとできることはあります。

完全に防止することはできないにしても可能性を下げることはできると思います。

実際、トークンを利用したワンタイムパスワード等、かなり手間をかけた手続きを踏んでも事件に巻き込まれた事例があることから、ネットバンキングは危険に晒されながら行う取引であることの認識が必要です。

まずは自分が利用している銀行の注意喚起の告知を良く読むことが大事だと思います。

そして、最新の情報を常に入手して手間を惜しまず、間をおかず状況に即した対策を施して行くしかないのではないでしょうか?


経理・財務担当者としての使命感

会社の資金取引を任される立場の人は、それだけ『会社から信頼されている』のだと思います。

その『信頼に応える』こと、それはこういった対策を地道に行っていくこともそのひとつだと思います。

『自分がやらずに誰がやる?』といった気持ちで会社のお金を守っていく、それが使命ではないでしょうか?

【全銀協が方針を発表 「ネットバンキング不正送金」法人への補償に言及】





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