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【「息切れ」がサインである病気 肺高血圧症】 [健康・病気]

もし、普段と違う息切れを感じたら、この記事を読んでみて欲しいと思います。

私は妻の以前かかった病気の経緯から体が発する病気の予兆である信号を聞き漏らさないことが大きな病気にかからないこと、若しくは早期治療にかかれることだと思い知らされました。

【妻が、脳静脈血栓症になりまして…】

病気


記事を読んで頂くにあたってのご注意とお願い

この記事は受診のきっかけになればという思いと、病気に対して不安に思い「いろいろなことを調べたい」とネットで情報を集めたい方のために書いております。
記事中の内容については専門的には必ずしも正しくない記述もあるかもしれません。
また記事で紹介している病気は治療法の確立されていない病気で治療法や治療薬は日々状況が変化しております。
従いまして、患者さんやそのご家族のあらゆる意思決定の一助にはなり得ないことをあらかじめご承知おき下さい。
私は医療について特別の知見を有しておりませんので、特に医師との意思疎通の妨げにならないことを願います。
記事をお読みになる方は上記の点を踏まえた上で読み進めて下さいます様お願い申し上げます。


以前の記事でご紹介した妻の病気についての続報です。

過去の関連記事一覧へ

ご報告の通り7月の末に精密検査のために2泊3日の検査入院をしました。

疑いのある病名は『慢性血栓塞栓性肺高血圧症』

この病気は現在の日本ではその原因や治療法が確立されていない、難病指定となっている病気です。

専門機関のサイトリンク集へ

何らかの理由で肺動脈(全身から戻ってきた酸素の不足した血液を心臓から肺に送る血管)の血圧が高くなってしまうのが「肺高血圧症」という病気です。

その理由などからいくつかのカテゴリーに分けられるのですが、私の妻の場合は『慢性肺血栓塞栓症』という診断です。

慢性肺血栓塞栓症とは「器質化した血栓が肺動脈を慢性的に狭窄・閉塞する疾患」だそうです。


「器質化」とは

体内に入ってきた異物や体内でつくられる病的物質(血栓・壊死(えし)組織など)を肉芽組織が取り囲み、吸収などの処理をする現象。


つまり血液中にできた血栓(血管を詰まらせる塊)を血管組織が取り込んでしまい血栓の様に血管中を浮いている単なる塊ではない状態で、肺動脈の血流を慢性的に悪くすることと理解しました。

『慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH:シーテフ)』は肺動脈が広範囲に閉塞して肺高血圧症(肺動脈の血圧が上昇する病気)を合併した際になります。

※安静時の平均肺動脈圧(肺動脈の血圧)が25mmHg以上が肺高血圧症の領域のようです。

慶應義塾大学 心臓血管低侵襲治療センター

理由はどうあれ「肺動脈の血流が悪くなる」ということは酸素を取り込むべき古い血液を充分に肺に送ることができないこと、肺へ血液を送るポンプ役を果たす心臓、特に右心室に大きな負担をかける、というところに大きな問題がある病気なわけです。

そのため血中酸素の濃度が下がり少しの運動量でも息切れがしてしまい極度の疲労を感じたりします。

また、咳がでたりもします。

今回、妻がこの病気の発見の契機になったのも『息切れ』からでした。

二階の上り下りの後にとても大きな息切れをしていて受診したところ、足から肺に血栓が移動して肺の血管を詰まらせているという診断だったのです。

階段

その時点で肺高血圧症かどうかははっきりしなかったのですが、今回の2泊3日の検査入院で間違いないことが判明しました。

当初は、脳静脈血栓症の時にもお世話になった『ワーファリン』という血液をサラサラにする薬を服用し息切れが酷くなることもなく症状も落ち着いており医師からも息切れが酷くならない程度の適度な運動はむしろ歓迎すべきことと言われていたので、私もあまり心配していませんでした。

脳の大静脈が詰まった前回の病気から比べると脳という最もデリケートな部分での『破裂』という危険と背中合わせほど深刻ではないと捉えていました。

すぐに入院の必要もないということもあったのでそんな受け止め方でした。

しかしながら検査入院を2週間後に控えた辺りから息切れが酷くなってきました。

そして検査入院時に病気の確定診断とともに入院して治療を勧められそのまま入院となりました。

特に歩行するのが困難なほどの息切れがあり、酸素吸入を行いむくみを引かせるための利尿剤の投与などが始まりました。

脳静脈の治療の時は血液サラサラ薬『ワーファリン』の投与によって血流によって血栓を流すことができたのですが、今回は『血流を悪くしている原因の除去』がワーファリンだけでは難しそうです。

そのためカテーテルによる手術をすることになりました。

現在は経過が良好のためいったん退院して自宅療養しておりますが、しばらくしたら手術のために再度入院することになります。

現在は自宅に酸素吸入の装置を設置してずっと酸素吸入をしている状態です。

肺高血圧の状態を緩和するための薬も服用しています。

別に寝たきりでもありませんし気分も良いようですので重病人患者といった体ではありませんが、それでも不便だろうと思います。

手術をすればきっと良くなるだろうと思いますが、とにかくできることをやっていくしかないと思っています。

病気については今後も記事にしていきたいとは考えておりますが、今回の記事では冒頭にも触れました通り、この病気の発見に息切れ、めまい、失神などの予兆を見逃さないことが大事だということをお伝えしたいと思います。

この病気のきっかけ、というか、始まりは決して『息切れ』ではありません。

『息切れ』は、始まりである『血管の詰まり』が進行した結果です。

つまり、ある程度病気が進行しないと自覚症状として現れない病気だということです。

そして、人によってはその進行速度が速いということがわかっているらしいのです。

ですから、もし普段感じないような『息切れ』を感じたら、少なくとも信頼できる医療機関での受診をお勧めします。

ここからは私の個人的な見解です。考え方は人それぞれだと思いますのでその辺も含んで読んで頂きたいのですが、私は『医師は知らない病気の診断はできない』と思っています。

そして一番怖いのが『知らない』とか、『判定不能』という理由で『処置を保留』されることだと考えています。

妻の前回の病気『脳静脈血栓症』では、かかっていた病院での予定のMRI検査日までに血管が破裂していた可能性は否定できませんでした。

本人の大きな自覚症状がないまま破裂の日を迎えていたら大きな不幸を背負っていたかもしれません。

それは別に医師の診断が悪として責めることもできません。

でも、だからといってそれを甘受できるほど私はおおらかでもありません。

やっぱり自分や家族の健康は自分たちで守らなければならないと感じています。

そして、そのためには日常感じる体からのサインを見過ごさない、感じたら躊躇なく行動に移すことだと考えています。

私は今度の手術がうまくいってくれることを心から願っていますが、私は願う事だけではなくできることはしたいと考えています。

病気は患者の精神面もとても重要な要素なので妻の気持ちや考えも尊重しなければなりません。

ですから私だけが一人で『前のめり』になることにも注意を払っていかなければなりません。

ただ、少なくとも大きな味方となれる少ない人間の一人としてやれることはやらなければと考えています。

今回の記事を書くにあたっては、アップすべきか否か、かなり迷いました。

前回の脳静脈血栓症の時はほぼ完治してからブログへの掲載をしましたが、今回は治療中の状態です。

しかもこのブログは妻も子供も時々見ています。

それでもブログで書こうと思ったのはいろいろな記事をネットで見て、この病気の早期発見をすることに意義があるということを感じたこと、そしてきっと妻も子供ももしこの記事を読んだなら妻の最大の味方が私であることをきっと感じてくれるであろうこと、そして何より自分を強く奮い立たせることができるだろうと考えたからです。

前回の記事で妻の病気を案じてくれた皆様には心より感謝とともにご報告申し上げます。


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感謝の気持ちを伝えるサイト、ThanksDR(サンクスドクター)

 




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【「息切れ」にしばらくワーファリンで様子見】
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コメント 10

macinu

早期発見!大事ですね~!苦しそうな病気、奥様おだいじに。
by macinu (2013-08-14 09:17) 

ryuyokaonhachioj

奥さまを、お大事にして下さい。
by ryuyokaonhachioj (2013-08-14 09:25) 

はる

macinuさん、ありがとうございます<(_ _)>
今のところ、酸素吸入をしていれば苦しさも感じることもなく快適に過ごせてます。(^_^)
by はる (2013-08-14 12:16) 

はる

ryuyokaonhachiojさん、ありがとうございます<(_ _)>
暑い日が続きますが、ryuyokaonhachiojさんもご自愛下さい。(^_^)
by はる (2013-08-14 12:17) 

ゆうみ

早期発見が一番大事 血栓の怖さ わかってるつもりですが
母を見る度 いっぱい考えます。
どうか奥さま お大事になさってください。
はるさん がんばって奥さまとお子様を守ってくださいね。
by ゆうみ (2013-08-14 23:13) 

はる

ゆうみさん、ありがとうございます<(_ _)>
また、良い報告ができたらと思っております。
by はる (2013-08-15 00:15) 

macinu

いや~まさに昨日久々に来たお客様!前回来た時にちょっと動悸がするから明日検査に~!なんて言い残してそから来てなかったので心配していたら検査終って即入院、手術だったそうです心臓の血管が3本詰まっていたそうです。驚きました~(^o^)v
by macinu (2013-08-16 09:34) 

はる

macinuさん、検査で見つかってその方は良かったですね。早期発見で良くなると良いですね。
本当に病気は早めに手を打つことが大事かと…。
by はる (2013-08-17 03:53) 

opas10

やはり早期発見と早期治療が大事なんですね。奥様の一日も早い快癒をお祈りいたします。
by opas10 (2013-08-17 22:27) 

はる

opas10さん、お言葉ありがとうございます。<(_ _)>
家族みんなで協力していこうと思います。
by はる (2013-08-18 01:07) 

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