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【ファンドレイジングサイトで寄付を募る iPS細胞でノーベル賞受賞の山中教授】 [ピックアップ!]

ファンドレイジングサイトで寄付を募る iPS細胞でノーベル賞受賞の山中教授
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ファンドレイジングサイトってご存知でしょうか?
iPS細胞でノーベル賞受賞した山中教授が利用したことで日本でもにわかに注目されています。

この記事の目次



『ファンドレイジング』とは?

ファンドレイジングとは、個人がNPOなどの非営利団体のために寄付を呼び掛けることを言います。

自分が共鳴した活動を支援したいと思った時に個人ができること、

自分自身がボランティアとして活動に参加する方法や寄付をすることもその方法の一つですが、

活動する時間がない人や充分な寄付をできないと考える人が取り得る方法のひとつとして、

『寄付を呼びかける』ことが位置づけられています。



ファンドレイジングは、『寄付を欲しい人(組織・団体)』が『寄付を呼びかける』のではなく、

『組織を応援したい人(個人)』が『その組織・団体への寄付を呼びかける』という点に、

特色があると言えます


『ファンドレイジングサイト』とは?

特にインターネットの普及によりWebサイトで寄付を呼びかける方法が有効な方法となっているようです。

この分野の先進国イギリス発祥のファンドレイジングサイト

JustGiving(ジャストギビング)は、2010年3月から日本でもそのサービスを開始しました。

このサイトの面白いところは寄付を呼びかける方法として『チャレンジ』という仕組みを利用していることです。

応援したい団体がある個人が『チャレンジャー』となってマラソン完走や資格取得などの『チャレンジ』を表明します。

このチャレンジに共鳴した『サポーター』は『チャレンジャー』を応援する意味で寄付をし、『チャレンジャー』が指定した団体にその寄付が届く、という仕組みになっています。

このサイトは2001年にイギリスでスタートして延べ1,200万人以上が参加して7億ポンドの寄付の実績があるとのこと。

直接、支援する団体と無関係な『チャレンジ』を媒介にして寄付を集めるという発想は、もともとイギリスがチャリティが盛んなお国柄であること、困難にチャレンジしている人を応援する文化が根付いていること、によるところが大きいようです。

信頼性の高いファンドレイジングサービスの利用は、寄付する側にメリットがあります。

募金活動では募金詐欺などを警戒する人も多いですが、このサイトでは登録しているNPOを独自に審査して募金者が安心して募金できるようにしています。

登録している団体も多く寄付先の選択肢が多いこともメリットのひとつとなっています。

更にクレジットカードやネットバンキングも利用でき、500円から受け付けてくれるなど、少額の寄付を気軽にできる点も寄付促進に寄与できる体制になっています


日本で注目された『ファンドレイジングサイト』

このファンドレイジングサイトが一躍注目されたのは、

iPS細胞ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学山中伸弥教授が研究資金を集めるために自らが『チャレンジャー』となってマラソンに『チャレンジ』して寄付を募っていることが知られたことによります。

私は京都大学のノーベル賞を取るような教授って言ったら潤沢な予算を使って研究に没頭できるのかと思ったらそうでもないんですね。

研究費を捻出することに文字通り『奔走』していたようですね。

ノーベル賞を受賞するほどの研究者でもこれぐらいしないと研究資金を捻出できないほど研究を維持することは大変なんだなぁと、そのご苦労と仕事に対する使命感に頭が下がる思いです。

私自身、iPS細胞も山中教授という人もニュースで知るまで一切知りませんでしたが、ノーベル賞受賞の効果は絶大なようでノーベル賞受賞から1日で300万円も寄付が集まったようです。

山中教授が利用しているのも上記でご紹介したJustGiving(ジャストギビング)というサイトですが、通常のケースと異なり、この寄付に関しては『チャレンジ』(山中教授の場合は「2012年3月11日の‘‘京都マラソン’‘で完走」)が終了しても寄付が続いている点だということです。

ファンドレイジングの課題は認知度の低さにあったようですが、山中教授のノーベル賞受賞をきっかけに支援する側にも研究費の捻出に苦労される研究者にも認知度が上がって、問い合わせが急増しているようです。

山中教授の『チャレンジ』を紹介するサイトのページには以下のような記載がされています。

以下、サイトからの抜粋です。

世界には、未だ有効な治療法や薬がない病気が数えきれないほど存在しています。私の研究チームが開発したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、CiRAでは様々な病気の原因を探ったり、新しい薬や治療法の研究開発を目指しています。
2010年にiPS細胞研究所が設立されたときに、所長として、10年間で以下の4つの目標を達成することを約束しました。
<10年間の達成目標>
①iPS細胞の基盤技術の確立と知的財産(特許)の確保
②再生医療用iPS細胞の作製
③パーキンソン病、糖尿病、血液疾患など、いくつかの病気のiPS細胞由来の細胞移植による臨床試験を実施する。
④患者さんの体細胞から作られたiPS細胞を用いて治療薬を開発する。
<ご寄附のお願い>
上記の目標を達成するためには、優秀な研究者や研究支援スタッフを雇用し、知的財産を取得・維持できる十分な財源が必要です。
現在、国から多額の研究資金をいただき、研究活動を進めておりますが、公的資金は年度毎に変動し、将来が約束されているわけではありません。実際、平成26年度以降の十分な資金確保のめどがついておりません。iPS細胞研究を強力に推進するために、私をはじめとするCiRA研究者は公的研究資金の獲得に努めておりますが、同時にiPS細胞研究基金へ、民間の方々からのご支援をお願い致します。
どうか私のチャレンジを応援していただき、みなさまの温かいご寄付を通して、iPS細胞研究所(CiRA)の研究活動を支えていただきますよう心からお願い申し上げます。

JAPANGIVING


『ファンドレイジング』にチャレンジするなら…

既に日本でもこのようなファンドレイジングサービスを利用して、

個人でもチャリティランナーとしてマラソンに参加するランナーが増えているそうです。

もしマラソンに参加されようとしている方はご検討されても良いかもしれませんね。

私も何か支援したいものができたら考えてみようかとも思います。

ただ、『チャレンジャー』になると、その『チャレンジ』に関して沢山の方に認知してもらう必要があるので、

ネット上で『自分のプライバシー』を公開しなくてはならないという点においてちょっとハードルが高い、

そう感じざるを得ません。

例えば、匿名のままで、

『当サイトのアクセスを200万PVにする!』なんていう『チャレンジ』を認めてもらえるのでしたら、

私にとってはかなりハードルが下がるんですけどねぇ。

日本に比べると欧米では『寄付文化』が根付いていると聞いたことがあります。

日本も少しづつこの様な取り組みの認知度が上がり、

気軽な寄付により有意義な社会活動が支援される仕組みが根付くことは、

大事なことかもしれないと思います。



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コメント 4

いっぷく

人がカルト教団や霊感商法に騙されるのは
疑似科学を見抜けない、つまり科学知識が
ないからだ、だから理系教育をもっとふやせと
いう人もいるのですが、私はそれは一面的な
解決策だと思っているのですね。
私は、科学および技術が
「いかなる価値に使われるか」という点に重きを
おかない知識偏重こそが、科学及び技術を
間違った方向に使ってしまうことにつながっていると考えているので、
むしろ自然科学以外の、社会科学や文学や芸術や宗教への
理解を深めるべきだと思っています。
プログラミング技術を悪い方向に応用するのも
そういうことだと思うんですけどね。
by いっぷく (2012-10-18 01:53) 

Loby

日本の大学を含む研究機関の予算が
貧弱であり、学部教授たちの自己保身主義、
自分を凌ぐかも知れない若い研究者たちを”大事にしない”、などといったことは今始まったことではありませんね。
山中教授もそのような問題でたいへん苦労されたのだと思います。

by Loby (2012-10-18 22:45) 

はる

いっぷくさん、コメントありがとうございます。
飽くなき探求心は、科学の分野には必要かもしれませんが、やはり哲学無き暴走は怖いなぁというのが私の科学万能主義みたいなことへの思いです。
ただ、コンピューターの世界って「科学」といいうくくりよりももっと直接的というか、実務に直結している感じがして、悪巧みに対して脆弱ではないのかが不安になってしまいます。
by はる (2012-10-19 00:10) 

はる

Lobyさん、コメントありがとうございます。
私は大学の世界とは縁遠いので良くわかりませんが、足の引っ張り合いみたいなものがあるんでしょうかねぇ。それでもめげずに頑張る力…。山中教授は、外科などの手術での救命に限界を感じて、細胞の研究に進んだようですが、その原動力は「命を助けたい」ということだったみたいですね。この技術の応用を待っている人から「心待ちにしている」声を聞いて、「1日も早く」という思いで頑張っているらしいですね。
by はる (2012-10-19 00:13) 

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