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【香港・中国の関所「文錦渡(ぶんきんと)」…悪夢の言葉】 [添乗員こぼれ話]

VIPだらけの視察団に添乗員として同行した私。

寝る間もなく意識がもうろうとしながらも何とか大過なく最終日前日の夜を迎えることができました。

そこで事件が…

前回の記事 ⇒
【添乗員にとっての「接遇」とは…】

明日の朝は中国から香港への出国です。

中国・広東省・深セン市のホテルに着いた後に、念のために、香港のランドオペレーター(現地手配旅行社)にFAXを送っておきました。

「明日はよろしくね♪」ってな感じです。

国際電話はお金がかかるので電話は緊急の時以外は使いません。

夕食のレストランから戻ると、フロントから電話があっとことを伝えられました。

香港のランドオペレーターからです。

「香港から電話? 何かあったのか……。」


「はるさん、明日のバスですが…、手違いでナンバープレートが違うんですが…。」

「…!!! ヤバい…」


香港への陸路による入国ルートは何か所かあります。

国境の出入国手続きをする場所として、私たちは「文錦渡(ぶんきんと)」を選びました。

渋滞の分散のために、各「関所」を通ることができるのは、それぞれに決められたナンバープレート下一桁の車に限られます。

今回、便宜供与を受けるために国境の関所として、『文錦渡』を選んだ私たちには、文錦渡を通行できるナンバープレートを付けたベンツやバスが必要なのです。


香港のランドオペレーターから連絡があったのは、今回手配した車がすべて『文錦渡』ではなく『羅湖(らこ)』が通れる車だと言うのです。

香港に行くだけなら『羅湖』経由で行けばいいので、別に問題はありませんが、問題は…、

『接遇』です。 『便宜供与』です。

便宜供与を受けるイミグレーションを変更することはありえません。

何せ中国・香港双方の行政にかなり前から頼み込んでやっていることです。

こちらの不手際が原因で簡単に変えられるような話ではありません。

私は香港のランドオペレーターに、すぐに車の手配をするように指示しました。

しかし、担当者は…

「今はハイシーズンで中国との行き来をできる車はすべておさえられています。今からでは無理です!

私は、少し声を荒げて、

「手配書で何回確認したことだと思ってるの?どうにかするんだよ!とにかくあたって!動きがあったら、部屋まで電話して!」

指示ともつかない言葉を吐きました。

現地手配は先輩である業務担当のわが社のお姉さまがしてくれましたが、当然、何度もこの点の重要性を伝えて手配依頼をし手配完了の連絡もFAXでもらってます。

にもかかわらず…。


私は自分の会社に電話をし状況を説明し、会社からもしかるべきルートで車の手配のプッシュしてもらうように上司にお願いしました。

祈るような気持ちです。

上司からは、

「状況はわかったから、やるだけやってみる。30分経ったらもう一度電話をくれ。」

との指示でした。

とりあえず、この時間は待つしかありません。

旅行の仕事はこうやって自分ではどうにもならないことを祈りながら待つしかないことがとても多いです。

とりあえず今日と明日にやらなければならないことを済ませなければなりません。

この後、何が待ち受けているかわからないのでやれることは空き時間にやっておかなければなりません。

ディビエーターのパスポートと航空券のお渡しなどを今のうちに…。


30分が経ち、私は会社に電話をしてみました。

上司からは、

「手を打ったが…、ダメだ。中国の旅行社にもプッシュしたが車がないことにはどうしようもない。
金ではどうにもならない状況だ。

「そ、そうですか…。ど、どうすれば…。」

「こっちでは、どうにもならない。そっちでどうにかしてくれ。以上だ。

「……。わ、わかりました。」


仕方ありません。自分でどうにかするしかありません。

まずは、もう一度、香港のランドオペレーターへ電話をしてみました。

「だめです。どうにもなりません。どうか今手配している車を使って『羅湖』からの入国でお願いします。」

私はどうすればいいのか何の解決策もないまま

「とにかく引き続き努力して欲しい。もう一度後で電話するからつながる様にしておいて。」

と指示を出すと、ランドオペレーターの彼女は

「わかりました。」

とだけ答えてくれました。


もう事務局に内緒にしているわけにはいきません。

既に主要な行程を終え安堵感が漂う事務局の詰所へ行き、事情を説明しました。

一気に重苦しい雰囲気です。

とにかく団長に伝えなくてはなりません。

団長同行の秘書室長に説明しに行くから一緒に来るように指示されました。

秘書室長は、話を聞いた途端、すごい剣幕です。

続きはコチラ ↓
【ほろ苦い香港の100万ドルの夜景とルームサービス】




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◆ 20代のほぼすべてを捧げた旅行会社での仕事。大好きな仕事でしたが数多くの失敗やトラブルにも見舞われました。そんなトラブルや失敗にまつわる添乗員の裏話をお伝え致します。
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